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2009.01/13(Tue)

時には本屋の話をしようか

本日お休み。OFFを満喫してました。といってもいつものよーにネサフしてました。

今日は書店員の仕事の話でもしましょうかね。
思いつくまま書くので、ちょい支離滅裂かもです。すいませんすいません。

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のんびりネサフも一段落。
ふと気が向いて、家で出来る仕事でもやろうかな…と始めたのが運の尽き。
……終わらないよう。自店で仕入れた書籍の入庫処理をネットでやってるんですが、
(以下、書店員しか分からない記述あり。すいませんすいません!)

――なんで1,015件もあんの?これを1冊1冊チェックボックスにチェック入れて、更新作業を延々と。
それが終わったら、引き渡し処理ってのもしなきゃいけない。
問屋が日販の書店員さん(ご覧になってるか疑問ですが……)ならご存じ、「本やタウン」の処理です。

「本やタウン」というのは、お客様が家からネットで注文し、近所の登録本屋さんを指定して、そこから購入できる(自宅に届けてもらうことも出来ます)というシステムなんですが、自店に在庫があったとしても容赦なく入荷します。
たまにそれでクレームになることもあります。
曰く「ネットで注文したのに、どうして注文した本が店に並んでるの? 私の注文分、店に出しちゃってるんじゃないの?」
……うーん。残念ながらその本は、お客様が注文する前からうちに在庫してあったものなんですよ。
言いたいことは最もなんですが、「本やタウン」のシステムでも、そこまでフォローするのはムリなんですね。それをやるなら紀伊国屋書店さんみたいに独自にシステム立ち上げなきゃいけません。うちみたいに、名前はでかいけど実は弱小本屋にそんなこと出来るわけもなく。

客注(=お客様からの注文品)で本やタウンに在庫あるものは、問答無用で本やタウン発注してます。さらに品薄な商品もここから頼んだりするので、数週間入庫処理をさぼると、あっという間に1000件越え。
一度に50冊までしか発注出来ないけれど、塵も積もれば山となるってなもんで。
てか、本やタウンで仕入れって……。掛け率高いのになぁ。儲けほとんど無いよぅ。

――実は、先日発注したスレイヤーズ13~15巻も、ここから注文しました。
版元(=出版社)にTELしてもいいんだけど、3週間かかるんだもな~。
間に問屋を挟むため、どうしてもこんなに時間がかかります。
CDも1週間で届くというこの時代に、なんで本屋だけはこのシステムなんだろ。ネットで頼めば1週間、へたすりゃ3日で届くのに。

本屋に勤めて18年。未だにそう思っております。……このシステムを変えると問屋がいらなくなるとか、版元の負担が激増するとかていうのも分かりますがね。

――いそいそと、本やタウンの入庫処理を進めております。
ごくたまに、店分に紛れてお客様が直接注文したものも混ざっているため、集中してやらなければ大変なことに。

何故かネットが激重で、ちょっとばかし手こずっておりました。始めてから5時間、今になってようやくスムーズに動くようになりましたが。(でもまだ終わってないし。てか、日記打ち&Amazonで検索&本やタウン入庫処理してるのがそもそもの間違い)

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書店の仕事といえば、一番大変なのが朝の雑誌出し。
私は遅番なので、ほっとんどすることはありません。

朝、開店2時間前に出勤し、梱包解いて検品し、所定の場所に陳列します。
……たまにね、間違えて並べちゃう子もいますがね。
――いつだかChoiceっていうゴルフ雑誌が男性ファッション誌にあったときはまいりましたね。なんでこんな間違いするの!って思ったら。その号の表紙がとんねるずの貴さんでした。

本屋さんに働くことになったら、雑誌のジャンルと主要雑誌の誌名くらいは頭にたたき込んでおくと、あとあと助かりますよ。
ついでにおおまかな発売日も把握しておくと、問い合わせにも答えられるし、朝出勤するときの心構えも出来て一石二鳥です。
特に「JJ」「ViVi」「Ray」「Can Cam」(←つい先日までCan Canだと思っていたわたくし。n じゃなくて m なのね二回目。書店員失格)「コロコロ」「たまひよ」。それに「With」「MORE」と幼年誌(めばえとかベビーブックとか)。「じゃらん」なんかも問い合わせ多いですね。「なかよし」「りぼん」「ちゃお」セットもよく聞かれます。
「Vジャンプ」は付録カードによって、即日完売なんてのもよくあります。てか6冊買う方もいらっしゃったりして。……そんなにカード持ってどうすんでしょか。

そうそう。一番驚かれるのが、「付録付け」ですね。あの付録、入荷時には装着されていると思いがちですが、実は書店員が人力で付けています。うちの店は輪ゴムですね。
他の書店さんでは、専用のゴムバンド使っていたり、スズランテープで括ってたり、多種多様。
てかスズランテープでの付録付け、マスターしたいんだけどなぁ。

そんなこんなで、付録だらけの幼年誌入荷日(月頭)は、毎回地獄です。
それでも本誌が小さいので、まだいいのですが。
女性ファッション誌も死亡しますね。あれは本がでかくて重いので、輪ゴムが切れる切れる!
紙もちょい硬めなので、手をすぱすぱ切ります。血だらけですよもう。
本に血を付けるわけにもいかないので、セロテープで患部を巻いて作業続けますが。絆創膏探すヒマもない。(しかし真似しない方が吉)

てか、紙で手を切ると、どうしてあんなに痛いのでしょうか。

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ベストセラーとか、映画化になる本なんてのも覚えておかなきゃいけません。あとは、「アンビリバボー」とか「世界一受けたい授業」「ベストハウス123」で紹介された本が、次の日問い合わせ殺到なんてのもよくあります。

一番すごかったのは『ベストハウス』で紹介されていた「ゆりちかへ」(書肆侃侃房/テレニン晃子著¥1,365)でしたねぇ。

「ゆりちかへ」は小さい出版社さんで出してますから注文するのも大変で、そうした小出版社の発注を取り纏めている「地方・小出版流通センター」というところに頼まなくてはならないんです。しかも電話が繋がらない。(最近は繋がるらしいです)FAXで注文して、来るか来ないかびくつきながら待ちました。
後日、無事入荷。もう出遅れたかな…と思っておりましたが、なんとか売れて良かった良かった。

◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇
ちょっと脱線して内容説明。

……ネットで検索したらもっと詳しく書かれておりますが、難病に冒された母親であるテレニン晃子さんが、生まれたばかりの娘「ゆりあ」に残した言葉の数々。その言葉はすべて、残していく娘への、暖かさで満ちあふれています。
ただ、「ベストハウス」放送時に聞いたご本人の肉声テープを聞いたとき、涙が出て止まりませんでした。
すすり泣きから始まったそのテープには、「死にたくない」という言葉が何度も何度も。

……自分がその状況に立ったとき、自分はテレニン晃子さんのようには出来ません。みっともなく取り乱してしまうでしょう。

◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇

それと「不思議の国のアリス」(大日本絵画)のしかけ絵本。アリスなんて1冊¥3,990もするのに、飛ぶように売れましたもの。
こちらも「ベストハウス」で紹介されていましたね。確か。

「たったひとつのたからもの」(文藝春秋/加藤浩美著)もあっという間に品切れになりました。
これも話題になった時点で品薄で。

◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇
また脱線して内容説明。

明治生命のCMでも有名な、あの本です。これは私も購入しました。お母さんである著者が撮った写真が本当に暖かく、息子の秋雪くんが駆け抜けた6年間を、とても大切に綴っています。
小田和正さんの、「あなたに会えて、ほんとうによかった うれしくて うれしくて 言葉にできない」
あの曲を聴くだけでも泣けてきます。

本の帯に、CMの最後に写った写真があります。
お父さんが秋雪くんを抱き締めている写真です。

全てを込めて抱き締める父。穏やかな顔で身を委ねる子。そしてその時間、想いの全てを写真に収める母。
この方々でなければ撮れない写真。他の誰も真似など出来ない。出来るわけもない。

お母さんの文もとても暖かく、「今、生きていることの大切さ」を噛みしめることのできる本。本気で一読をお勧めします。

◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇

――なんかすんごい脱線してるなぁ。
とにかく大変です。覚えることが多すぎて。
問い合わせも多種多様。

・「豚が表紙のドラマになる本ある?」=象(インドの神様ガネーシャ)が表紙の「夢をかなえるゾウ」(飛鳥新社/水野敬也著)。……豚って……。

・「腰ぐるんぐるん回すやつ!」=「下半身からみるみるやせる腰回し!ダイエット」(三笠書房・王様文庫/SHINO著)。……うん、たしかにぐるんぐるん回しますね……。

・「忠臣蔵のDVD」=「東映時代劇DVDコレクション」(デアゴスティーニ/隔週刊・雑誌)。……すいませんすいません!一回目の問い合わせ時に、2階のレンタルコーナーをご案内したのはなにを隠そうこのわたし。

・「石のやつ!」=「地球の鉱物コレクション」(デアゴスティーニ/隔週刊・雑誌)。……創刊5号くらいまで、もんのすごい問い合わせ来たなぁ。“地球の”を“世界の”と言い間違える方も続出。てか自分も間違えてました、最初の頃。


デアゴの商品は、創刊される度にすごい問い合わせが来ます。冷めるのも早いようですが(^^;)
てか長いんだって!デアゴ!100号完結って長すぎるからっ!(物にもよりますが)
恐らく一番長いのは、「スタートレックファクトファイル」。314号で完結予定。ちなみに1/13現在で302号まで刊行中。

デアゴで色々出すもんだから、アシェット婦人画報社とか、小学館とか講談社とかも似たような刊行形態かましてくれて、もう大変なんですからねっ!

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愚痴りましたすいませんすいません。

そうそう、逆パターンもあります。店員であるこちらが間違えたっていうの。
一番恥ずかしかったのは、

「FXの本、ありますか?」「はい。あの……えーと、くるま……の本ですか?」
「………………投資です」「!!!あああどうもすみません!」

いやもう、顔から火が出ましたねぇ。本屋として最悪。とくに“投資”と答える前の沈黙が痛かった。

ま、そんなこんなで、本屋は楽しいですよぅ。

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